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VEGAS Pro 18 使い方講座⑯ イベント パン/クロップの使い方【初心者講座】

VEGAS Pro 18 使い方講座⑯ イベント パン/クロップの使い方の使い方【初心者講座】

当コンテンツでは、動画編集初心者向けに動画編集ソフト VEGAS Proの使い方を20回にわけて講座形式で解説しています。

解説には、VEGAS Proのバージョン18を使用していますが、最新の「VEGAS Pro 21シリーズ」でも通用しますので、VEGAS Proを始めて使用される方はぜひ最初にこの講座で学んでみてください。

「VEGAS Pro 18 使い方講座」の第16回目の講座では、VEGAS Proでイベント パン/クロップ機能を使う方法について解説しています。

イベント パン/クロップ機能を使うと、映像を上下左右に振ったり、映像の一部を切り取って表示することができます。

目次

無料動画講座

動画で学びたい方はYoutubeで公開している「VEGAS PRO 18初心者講座⑯ イベント パン/クロップの使い方」をご覧ください。

イベント パン/クロップ とは?

イベント パン/クロップ機能を利用すると、選択したビデオイベントに対してパン、クロップ、回転等を行うことが出来ます。

パンとは、本来動画を撮影する際にカメラを三脚などで固定した状態でカメラを左右に振る撮影技術の事を言うのですが、動画編集でも映像を左右に振るといった機能にはパンという名称が使われています。

クロップとは、画像やビデオのサイズを変更せずに領域を範囲指定して映像の一部を切り取ることを言います。

イベント パン/クロップ画面の呼び出し方

イベントパンクロップを利用するには、ビデオイベントヘッダーにある「イベント パン/クロップ」ボタンをクリックします。

すると以下のように、イベントパンクロップ画面が表示されます。

イベントを選択した状態で、メインメニューのツールから「ビデオ」→「ビデオイベントパン/クロップ」をクリックすることでもイベントパンクロップ画面を表示することが出来ます。

イベント パン/クロップ画面について

イベントパンクロップ画面は、ビデオイベントエフェクトウィンドウと同じ画面を利用しています。

つまり、このパン/クロップというのは、1つのビデオイベントエフェクトだと思っておけばよいです。

ただし、普通のビデオイベントエフェクトと違って、 パンクロップはビデオイベントFXウィンドウから削除することはできません。

この、イベントパンクロップ機能ですが、イベント全体で1つの設定を使用することで、イベント全体をクロップすることができますし、 キーフレームアニメーション機能を利用することで、映像をズーム表示させたりすることもできたりします。

選択ボックス

ハンドルが付いた四角い領域を選択ボックスと呼びます。

この選択ボックス内に表示されている領域のイベント映像が出力フレームとして表示されます。

選択ボボックス領域はカメラのファインダーだと思っておいてください。

選択ボックスの移動させたりサイズを変更することでパンやクロップ操作を行うことが出来ます。

ワークスペース

選択ボックスの周りにある白い部分の領域をワークスペースと言います。

このワークスペース上に、マウスカーソルがある状態でマウスホイールを回転させれば、以下のようにズームイン・ズームアウトさせることが出来ます。

前に回転するとズームイン、後ろに回転するとズームアウトします。

ワークスペース内の丸い点線領域の外の部分にマウスカーソルを持っていくと、手のマウスカーソルが表示されるのでその状態でマウスをドラッグすると、ワークスペース領域を移動させることが出来ます。

ボタンエリア

プロパティの表示/非表示ボタン

プロパティの表示/非表示ボタンで、プロパティエリアの表示/非表示をコントロールできます。

標準編集ツールボタン

左側に縦に並んでいるアイコンボタン群にある 「マウスカーソルアイコン」ボタンが標準編集ツールボタンです。通常はこのボタンをON状態にして編集作業を行います。

ズーム編集ツールボタン

左側に縦に並んでいるアイコンボタン群にある「虫眼鏡アイコン」ボタンがズーム編集ツールボタンです。

ズーム編集ツールボタンをクリックしてON状態にして、ワークスペース内でマウスの左ボタンをクリックすると、クリックした位置を中心にワークスペースをズームインすることが出来ます。

また、右ボタンをクリックするとクリックした位置を中心にズームアウトします。

ズーム編集ツールを使った後は、 標準編集ツールをクリックしておきましょう。

スナップボタン

磁石アイコンのボタンがスナップボタンです。

スナップボタンをONにすると、選択ボックスのエッジがグリッドに吸着するようになります。

つまり選択ボックスの移動がグリッド単位の移動になります。

スナップボタンをオフにすると、選択ボックスを自由に移動できるようになります。

アスペクト比のロックボタン

アスペクト比のロックボタンがONになっている時は、選択ボックスの拡大縮小操作においてアスペクト比がロックされたまま拡大縮小が行われます。

OFFになっている時は、アスペクト比を無視して選択ボックスを拡大縮小できるようになります。

センターサイズボタン

センターサイズボタンがONの状態の時は、選択ボックスのセンターアンカーを中心に選択ボックスの拡大縮小が行われます。

センターサイズボタンがOFF状態の時は、選択ボックスのエッジをドラッグしてサイズを変更する時に反対側のエッジが固定された状態になります。

移動コントロールボタン

移動コントロールボタンを利用することで選択ボックスの移動方向を限定したり自由移動できるようにしたりすることが出来ます。

ボタンを押すたびにボタンアイコンが切り替わるようになっていて、上下左右矢印アイコンの時は、上下左右自由自在に選択ボックスを移動させることができます。

もう一度クリックして左右矢印アイコンにすると、選択ボックスを左右にドラッグすることはできますが、上下にドラッグすることが出来なくなります。

もう一度クリックして、上下矢印アイコンにすると選択ボックスを上下にドラッグすることができますが、左右にドラッグすることが出来なくなります。

もう一度押すと、上下左右矢印アイコンにかわります。

このように、このボタンを使うことで移動方向をコントロールすることが出来ます。

プロパティエリア

プロパティエリアでは、各プロパティのパラメーターの表示および数値入力によるパラメータの直接指定が可能です。

他にも、上下ボタンを使って設定値を調節することもできますし、一番右のボタンをクリックして表示されるスライダーを操作して調節することもできます。

位置プロパティ

位置プロパティでは、選択ボックスの幅と高さ、センターアンカーのX座標、Y座標の表示および設定が可能です。

回転プロパティ

回転プロパティでは、アングル値、回転用センターアンカーのX座標、Y座標の表示および設定が可能です。

キーフレーム補間プロパティ

空間的な補間率(ビデオ画像内でのモーションの動き)の調節ができます。

スムーズの設定値が0の場合は、キーフレーム間の動きが直線的になります。設定値を大きくするとパスのカーブが大きくなります。

ソースプロパティ

ビデオのストレッチまたはクロップ方法を指定できます。

アスペクト比を維持が「はい」の時は、スースメディアの変形を防ぐことが出来ます。「いいえ」の時は、出力フレームでビデオをストレッチした時にソースメディアの高さと幅の比率が維持されません。

フレームに合わせてストレッチが「はい」の時は、選択ボックスのメディアを出力フレーム全体に表示します。「いいえ」の時は、メディアは元のサイズで表示され、選択ボックスの範囲外がクロップされます。

ワークスペースプロパティ

ワークスペースプロパティでは、ワークスペースのズーム率、ワークスペースセンターのXオフセットとYオフセット、グリッドスペースの値の表示と設定が可能です。

グリッドスペースの値を変更すると、選択ボックスの縦範囲、横範囲内にあるグリッドの空間の数を変更することができます。

キーフレームコントロール

キーフレームコントロールは、キーフレームアニメーションを設定する時に使用します。

キーフレームアニメーション については次回の講座で解説しています。

イベント パン/クロップで編集する前の注意点

イベント全体で1つの設定を使用する場合は、下部にあるキーフレームコントロール上にある「キーフレームカーソル」が一番左にある状態にあることを確認した上で、イベントパンクロップの設定を行うようにしてください。

ビデオイベントのパン操作を行う方法

マウスカーソルを選択ボックスの中に移動させると、マウスカーソルが上下左右矢印アイコンに変わるので、この状態でドラッグします。

すると、以下のように映像を左右にふってパンすることができます。

左右だけではなく上下に移動することもできます。

ビデオイベントのクロップ操作を行う方法

クロップを行うには、選択ボックスのエッジをドラッグして、選択ボックスの大きさを縮小します。

そして選択ボックスの位置を適切な位置に移動してやれば、好みの領域を切り取って表示することができます。

選択ボックスの編集をリセット

選択ボックスを移動や回転、変形等の編集をした後で、元の状態に戻したい時は、この領域内で右クリックして復元をクリックします。

すると、選択ボックスを元の状態に戻してくれます。

ビデオイベント映像を回転させる方法

ビデオイベント映像を回転させるには、選択ボックス領域とこの丸い点線の領域の間にマウスカーソルを移動させます。

すると、くるっとした矢印のカーソルに変わりますので、この状態でマウスを左クリックしたままぐるぐるとマウスをドラッグすれば以下のように映像を回転させることができます。

回転させた状態で、回転カーソルが表示されている所をダブルクリックすると、回転のみリセットすることができます。

センターアンカーをドラッグして移動してやると、移動したアンカー位置を中心にして回転することができます。

回転アンカーをダブルクリックすると、選択ボックスのセンター位置にアンカーを戻せます。

ビデオイベントをフリップ(反転)する方法

フリップ機能を使えば、映像を左右反転させたり上下反転させたりすることができます。

映像を左右反転させるには、ワークスペース領域を右クリックして「水平方向にフリップ」をクリックします。

すると以下のように出力映像を左右反転することが出来ます。

垂直方向に反転したい場合は、ワークススペース内で右クリックして表示されるメニューから「垂直方向にフリップ」をクリックします。

すると映像を上下に反転させることが出来ます。

選択ボックスを中心に移動する

選択ボックス内をダブルクリックすると、選択ボックスのセンターアンカーを映像ソースの中心に移動させることができます。

選択ボックスを出力アスペクトに一致させる

選択ボックスがもともとのアスペクト比と異なっている状態の時、ワークフレーム内を右クリックして表示されたメニューから「出力アスペクトに一致をクリック」すれば、選択ボックスを出力アスペクト比に合わせることができます。

選択ボックスを ソースアスペクトに一致させる

選択ボックスがもともとのアスペクト比と異なっている状態の時、ワークフレーム内を右クリックして表示されたメニューから 「ソーススペクトに一致させる」(※ソースアスペクトに一致させるの間違い)をクリックしてやれば選択ボックスをソースメディアのアスペクト比と同じにできます。

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