当コンテンツでは、動画編集初心者向けにVEGAS Proの使い方を20回にわけて講座形式で解説しています。
解説には、VEGAS Proのバージョン18を使用していますが、最新の「VEGAS Pro 21シリーズ」でも通用しますので、VEGAS Proを始めて使用される方はぜひ最初にこの講座で学んでみてください。
「VEGAS Pro 18 使い方講座」の第7回目の講座では、VEGAS Pro 18のタイムラインの画面構成とその機能について解説しています。
動画編集のほとんどの作業はタイムラインエリア上で行うことになります。
タイムラインエリアを構成している各要素がそれぞれどういう機能・役割を持っているのかを把握して、使いこなせるようになりましょう。
無料動画講座
動画で学びたい方はYoutubeで公開している「VEGAS PRO 18初心者講座⑦ タイムラインの画面構成と機能」をご覧ください。
動画講座の方が解説が詳しいので、動画で学ばれることをお勧めしますが、ブログ上で補足説明を追加する場合があるので、動画とブログ両方ご覧になることをお勧めします。
タイムラインエリアの画面構成とその機能
以下の画面が、VEGAS PRO18のタイムラインエリアとなります。
タイムラインエリアは以下の要素で構成されています。
- トラックリスト
- トラックエリア(イベント編集エリア)
- トラックヘッダー
- ビデオトラックヘッダー
- オーディオトラックヘッダー
- カーソル
- タイムディスプレイ
- タイムラインルーラー
- マーカーバー
- マーカー
- リージョン
- ループリージョン
- トランスポートバー
- 編集ツールバー
- 長さボックス
- トラックズームツール
- タイムズームツール
- ズームツール
- マーカーツール
- スクラブコントロール
1.トラックリスト
トラックリストは、プロジェクトに含まれる全てのトラックが一覧表示されるエリアです。
2.トラックエリア(イベント編集エリア)
トラックエリアは、メディア素材から作成した各イベントを編集するエリアとなります。
「トラック」という横長の領域を複数作成することができ、各トラックの上に必要なイベントを配置して編集作業を行います。
トラックには映像・静止画データを扱うビデオトラックと音声データを扱うオーディオトラックの2種類が存在します。
3.トラックヘッダー
トラックの先頭部分の領域をトラックヘッダーと呼びます。
トラックヘッダーには、各トラックを制御するためのコントロールが表示されています。
4.ビデオトラックヘッダー
ビデオトラックのトラックヘッダーの事をビデオトラックヘッダーと言います。
また、ビデオトラックのトラックヘッダー上に表示されているコントロールのことを「ビデオトラックコントロール」と言います。
ビデオトラックコントロールを使用すると、トラック モーション、エフェクト、不透明度、コンポジット等を調整できます。
5.オーディオトラックヘッダー
オーディオトラックのトラックヘッダーの事をオーディオトラックヘッダーと言います。
オーディオトラックのトラックヘッダー上に表示されているコントロールのことを「オーディオトラックコントロール」と呼びます。
オーディオトラックコントロールでは、トラック ボリューム、パン、フェーズ、エフェクト等を調整できます。
6.カーソル
カーソルは、現在の編集位置を示すコントロールです。
カーソルはマウスで自由にドラッグでき、編集エリアをクリックすることで簡単に目的のポイントに移動することができます。
7.タイムディスプレイ
タイムディスプレイには、カーソル位置の時間が表示されます。
8.タイムラインルーラー
タイムライン横軸の時間が分かるようになっています。
タイムルーラー上にマウスカーソルを持っていくと、手のひらカーソルにかわり、その状態でマウスの左クリックでドラッグするとタイムラインをスクロールさせることができます。
9.マーカーバー
タイムルーラーの上の領域をマーカーバーといいます。
マーカーバーには、マーカーやリージョン、ループリージョンが表示されます。
10.マーカー
マーカー は、タイムラインの特定の時間ポイントに対してコメントを残すことが出来ます。
また、オーサリングソフト用のチャプターマーカーとしても利用できます
11.リージョン
リージョンは、タイムラインの特定の時間範囲に対してコメントを残すことが出来ます。
12.ループリージョン
ループリージョンは、繰り返し再生したい領域を指定するためのものです。
マーカーバー上、またはタイムライン上でマウスをドラッグして領域選択することで自動でループリージョンが設定されます。
ループリージョン は、レンダリング範囲を指定する際にも使用されます。
13.トランスポートバー
トランスポートバーは、、録音、再生、停止、カーソル位置決め等のボタンが用意されています。
14.編集ツールバー
編集ツールバーは、タイムライン上のイベント編集に使用するコントロールボタンが並んでいます。
15.長さボックス
長さボックスは、選択範囲の時間や長さを把握することができます。
また、直接数字を打ち込んでカーソルを移動させたり選択範囲を指定することができます。
16.トラックズームツール
トラックズームツールを利用すると、トラックの高さを調節する事が出来ます。
プラスボタンを押すとトラックの高さが高くなり、マイナスボタンを押すとトラックの高さを低くできます。
また、プラスとマイナスの真ん中にカーソルを持っていくとマウスカーソルが上下矢印カーソルに代わるので、この状態でマウスをドラッグすることでトラックの高さをシームレスに調節することができます。
17.タイムズームツール
タイムズームツールを使用すると、タイムラインのズーム制御が行えます。
プラスをクリックするとタイムラインを水平方向にズーム インし、マイナスをクリックするとタイムラインを水平方向にズーム アウトすることが出来ます。
プラスとマイナスの真ん中にカーソルを持っていくとカーソルアイコンが左右矢印カーソルに変わるので、この状態でマウス左右にドラッグすることでタイムラインのズームをシームレスに調節することができます。
18.ズームツール
この虫眼鏡アイコンボタンをクリックするとマウスカーソルが虫眼鏡ボタンに代わります。
この状態で、タイムラインをドラッグするとその領域が拡大されます。
19.マーカーツール
マーカーツールボタンを押した状態で、マーカーを選択すると、矢印キーでマーカーの選択を拡張できたりキーボードのDeleteキーでマーカーを削除できたりします。
20.スクラブコントロール
スクラブコントロールを使用すると、メディアプレビューやタイムラインプレビューの際の再生スピードをコントロールすることが出来ます。
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