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CPUクーラー「Noctua NH-U12A」ならAMD Ryzen 9 3900xを冷やせる!

CPUクーラー Noctua NH-U12A

以前、AMD Ryzen 9 3900xを使用して自作PCを作成したことを報告しましたが、Ryzen 9 3900xに付属のCPUクーラー「AMD Wraith Prism Cooler」だと冷却性能が低く、高負荷時にCPU温度が非常に高くなってしまうので不満に思っていました。

なので、来年2021年にもっと高性能なCPUクーラーを購入しようと思っていたのですが、空冷最強とも称される「Noctua NH-U12A」が中古で安く売られていたので思わず購入してしまいました。

前回紹介した自作PCに取り付けて、どれくらいの性能を発揮してくれるのかレビューしたいと思います。

目次

Noctua NH-U12Aとは?

Noctua NH-U12Aは、オーストリアのCPUクーラーメーカー「Noctua(ノクチュア)」が販売する、120mmファン搭載のサイドフロー型CPUクーラーです。

NH-U12シリーズの最新の第5世代目に当たり、Noctuaのフラッグシップモデル「NF-A12x25 PWM 120mmファン」の2つと、ヒートパイプ7本&フィン表面積を増加して熱放散を高めた完全再設計のヒートシンクが組み合わされています。

その冷却性能は、多くの140mmサイズのクーラーのパフォーマンスに匹敵しています。

信頼できるプログレードのSecuFirm2マルチソケットマウントシステム、Noctuaの実績のあるNT-H1熱伝導グリス、6年間の完全なメーカー保証が付属。

Noctua NH-U12Aは、最高のパフォーマンスと優れた互換性、卓越した静粛性を兼ね備えたCPUクーラーとなっています。

商品仕様

クーラー仕様

対応ソケットIntel LGA1200, LGA1150, LGA1151, LGA1155, LGA1156, LGA2011, LGA2066 AMD AM4, AM3(+), AM2(+), FM1, FM2(+)
高さ (ファン無し)158 mm
幅 (ファン無し)125 mm
奥行 (ファン無し)58 mm
Weight (ファン無し)760 g
高さ (ファン有り)158 mm
幅 (ファン有り)125 mm
奥行 (ファン有り)112 mm
Weight (ファン有り)1220 g
材質ベース、ヒートパイプ:銅
冷却フィン:アルミニウム
はんだ接合およびニッケルメッキ
ファン互換性120x120x25
付属品NF-A12x25 PWM 120mm ファン:2個
低ノイズアダプタ (L.N.A):2個
PWM対応4PINファン端子2分岐Y字ケーブル
インテル・AMD用SecuFirm2マウンティングシステム
熱伝導グリス「NT-H1」
Noctua メタルケースバッジ
保証6年

ファン仕様

型番Noctua NF-A12x25 PWM
ベアリングSSO2
最大回転速度 (+/- 10%)2000 RPM
最大回転速度(L.N.A.) (+/- 10%)1700 RPM
最小回転速度 (PWM, +/-20%)450 RPM
最大エアフロー102,1 m³/h
最大エアフロー(L.N.A.)84,5 m³/h
最大音響ノイズ22,6 dB(A)
最大音響ノイズ(L.N.A.)18,8 dB(A)
電圧範囲12 V
MTTF(平均故障寿命)> 150.000 h

Noctua NH-U12Aのパッケージ・付属品をチェック!

まずは、パッケージ紹介。

高級感のあるパッケージですね。

箱を開けるとこんな感じ。

以下は、一番上に乗ってる箱を取り出した所。ネジやマウント・ケーブル類が入った箱になっています。

箱の下にはCPUクーラー本体がこんな感じで入っています。

取り出すとこんな感じです。

付属品の箱を開けたところ。

右上はAMD用のマウントバー、スペーサー&ネジが、左上にはIntel用マウントバー、バックプレート、スペーサー&ネジが、下にはPWM対応4PINファン端子2分岐Y字ケーブル「NA-YC1」、低ノイズアダプタが2本、L字型プラスドライバー、Noctuaメタルケースバッジ、熱伝導グリス「NT-H1」が入っていました。

取り付け説明書は、3種類(AMD用、LGA115x用、LGA20xx用)が用意されています。

Noctua NH-U12Aの外観

Noctua NH-U12Aの外観写真を紹介していきます。

Noctua NH-U12Aを上から見たところ。

ヒートシンクのサイドに装着する120mmファン「NF-A12x25 PWM」です。

同じく「NF-A12x25 PWM」の反対側はこんな感じ。

以下は、ヒートシンクをサイドから見たところ。CPUファンは、ファンクリップで各放熱フィンの溝に引っ掛けて取り付けられるようになっているので、ファンを固定する高さを自由に調節する事が出来ます。

Noctua NH-U12Aのベースコアプレート部分。

ベースコアプレートから伸びるヒートパイプの数は7本あります。

取り付け方法

前回作成した自作PCからリテールクーラーの「AMD Wraith Prism Cooler」を取り外し、「Noctua NH-U12A」を取り付けていきます。

つまるところ当記事では、AMD AM4ソケット用マザーに「Noctua NH-U12A」を取り付ける方法の紹介となります。

Intel LGA 115xやLGA 20xx、AMD AM2/AM3/FM1/FM2の取り付け方法については、公式Youtube動画を参照してみてください。

SecuFirm2 Intel LGA115xへの取り付け方法
SecuFirm2 Intel LGA2066 & LGA2011への取り付け方法
Noctua SecuFirm2 AMD AM4への取り付け方法
SecuFirm2 AMD AM2/AM3/FM1/FM2への取付方法

こちらがリテールクーラーの「AMD Wraith Prism Cooler」です。

AMD CPUはクーラーの取り外し時にスッポンを起こしてしまう可能性が高いので慎重に取り外します。

CPUクーラーを問題なく取りはずせたら、CPUとCPUクーラーについているグリスはきれいにふき取っておきましょう。

マザーボードについているリテンションモジュールをドライバを使って取り外します。

最初ケースにマザーを取り付けたまま作業してたのですが、リテンションモジュールを両方取り外してしまいバックプレートがケースの下に落ちてしまったため結局マザーボードを取り外す羽目になってしまいました。

AM4用スペーサーを以下のように置いて・・・

マウンティングバーを上からねじ止めします。

反対側も同じようにマウンティングバーを取り付けます。今回グリスを綺麗に塗るためマスキングテープをCPUの上に貼り付けました。

今回使用したCPUグリスは評判の良いシミオシ UC Master SMZ-01Rです。

グリスをつけて均等に伸ばします。

マスキングテープを外すといっちょ上がりです。ちょっと歪んでいますがまぁこんなもんでしょう。

あとは、この上にヒートシンクを乗っけてマウンティングバーの真ん中のネジ山に、ヒートシンクのベースプレート上部のブリッジに備え付けられたバネネジを付属のL字型ドライバーなどを使用して取り付けます。

ヒートシンクを取り付けた直後の写真を撮り忘れてたようなので、詳しくは上で紹介した動画を参照してみてください。

ヒートシンク取付後、左右にファンを引っ掛けて取り付けます。

CPUファンとメモリの干渉問題もなしです。資料によるとIntel LGA115xおよびAMD AM4ベースのマザーボードであれば、RAMスロットに被さる事はないみたいです。

LGA2066マザーボードでは、背面ファンがソケットの左側にあるRAMスロットからはみ出すので、RAMモジュールの高さは42mm以下の物を使用した方が良いでしょう。

CPUファンケーブルを接続すればマザーボードへの取付は完了です。

あとは、ケースにマザーボードを戻して各種配線を行って作業は終了。

温度はどれくらい下がる?冷却性能をチェック!

Ryzen 9 3900xに付属のCPUクーラー「AMD Wraith Prism Cooler」から「Noctua NH-U12A」に変更してCPU温度がどれだけ下がるのかチェックしてみましょう。

「AMD Wraith Prism Cooler」の時の「CINEBENCH R23」マルチコアベンチマーク時のCPU温度は以下の結果でした。

最小温度最大温度
44度86度
Ryzen 9 3900xとAMD Wraith Prism Cooler組み合わせ時のCPU温度

そして、「Noctua NH-U12A」に変更後の「CINEBENCH R23」マルチコアベンチマーク時のCPU温度は以下の結果でした。

最小温度最大温度
36度77度
Ryzen 9 3900xとNoctua NH-U12A組み合わせ時のCPU温度

結果をまとめると以下の通りになります。

CPUクーラー最小温度最大温度
AMD Wraith Prism Cooler44度86度
Noctua NH-U12A36度77度
Ryzen 9 3900xのCPUクーラー別CPU温度比較

Noctua NH-U12Aだと、最大温度が9度も低い結果になりました。

高負荷時でも80度を超えることはなく、ばっちり冷やしてくれてますね。

CPUパフォーマンスも向上

Ryzen CPUでは、CPUクーラーの冷却性能が十分であれば、自動OC(オーバークロック)機能である「Precision Boost 2 & XFR2」が機能してくれて何もしなくてもCPU性能が向上するようになっています。

なので、Noctua NH-U12Aを使用してCPU温度が下がれば、Ryzen 9 3900xのCPUパフォーマンスも上がるはず。

という事で「CINEBENCH R23」のベンチマーク結果を比較してみましょう。

以下は、先ほどの「CINEBENCH R23」のマルチコアベンチマークの結果画面です。

オレンジ色の18170が「Noctua NH-U12A」を使用した時のベンチマークスコア、ダークオレンジ色の18011が「AMD Wraith Prism Cooler」を使用した時のベンチマークスコアです。

そして、以下は、先ほどの「CINEBENCH R23」のシングルコアベンチマークの結果画面です。

オレンジ色の1281が「Noctua NH-U12A」を使用した時のベンチマークスコア、ダークオレンジ色の1257が「AMD Wraith Prism Cooler」を使用した時のベンチマークスコアです。

以上の結果をまとめたのが以下の表です。

CPUクーラーマルチコアシングルコア
Noctua NH-U12A181701281
AMD Wraith Prism Cooler180111257
Ryzen 9 3900x CPUクーラー別 CINEBENCH R23 ベンチマークスコア
Ryzen 9 3900x CINEBENCH R23 ベンチマークスコア

マルチコア、シングルコア両方とも、「Noctua NH-U12A」の方が少し高いスコアになりました。

Noctua NH-U12Aのメリット・デメリット

「Noctua NH-U12A」のメリット・デメリットを以下にまとめておくので参考にしてみてください。

メリット

  • 非常に静音
  • 12コア24スレッドのAMD Ryzen 9 3900xを充分冷却する事ができる
  • 120mmサイズなのに140mmサイズクラスなみの冷却性能がある
  • サイズ的に取り回ししやすい
  • Intel LGA115XやAMD AM4マザーでメモリスロット干渉は発生しない
  • グラボとの干渉も発生しない
  • Intel/AMD両対応

デメリット

  • 価格が高い
  • Noctua独特のカラーリングは好き嫌いの別れる所

まとめ

今回、CPUクーラーを「AMD Wraith Prism Cooler」から「Noctua NH-U12A」に変更して検証してみた結果、「AMD Ryzen 9 3900x」を充分冷やせる冷却性能がある事がわかりました。

冷却性能に加えて、静音性が非常に高いので、「Noctua NH-U12A」は静音PCを作成したい人にとってもうってつけのCPUクーラーだと思います。

AMD AM4のマザーボードならメモリスロット干渉などもおきないし、120mmサイズファンなので取り回しが容易なのも非常に魅力。

ただ、価格が高いのが一番のネックですね。140mmファン搭載のNH-D15の方が安いので、どちらを選択するのか非常に悩ましい所。

でも、NH-D15はでかすぎて扱いずらいし、メモリスロットの干渉に気を付けないといけなかったり結構めんどくさいので、価格が高くてもやっぱり「Noctua NH-U12A」をお勧めします。

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