プロの現場で採用されているサウンド編集ソフトの「SOUND FORGE PRO」シリーズ。2024年5月16日に発売された最新バージョンには、「SOUND FORGE Pro 18」と「SOUND FORGE Pro 18 Suite」の2つのエディションがあります。
当記事では、「SOUND FORGE Pro 18 Suite」エディションをインストールする手順を紹介するので、インストールを行う際の参考にしてみてください。
インストーラーファイルの準備
SOUND FORGE Pro 18 Suiteのインストールを行うには、まずMAGIX社のサイトからインストーラーファイルをダウンロードする必要があり、少々手間のかかる作業が必要になります。
ここでは、MAGIX社からインストーラーファイルをダウンロードするまでの手順を解説します。
まず、ソースネクストから「SOUND FORGE Pro 18 Suite」のインストールファイルをPCにダウンロードします。
自分のPCに保存したインストールファイル「MAGIX.exe」をダブルクリックしてインストーラを起動します。
ファイルの解凍先を聞かれるので、解凍先フォルダを指定後「解凍」ボタンをクリックします。
すると、「MAGIX」というフォルダが作成され、その中にファイルが展開されます。
展開されたファイルの中にある「インストールする.exe」をダブルクリックして起動します。
すると、以下の「ソフトウェアのダウンロード」画面が奉持されます。
MAGIXアカウントを保有していない人
MAGIXアカウントを保有していない人は、「ソフトウェアのダウンロード」画面で「まだログインデータがないので、申し込みます。」を選択し「次へ」ボタンをクリックします。
お申し込み画面が表示されるので、*マークのついているフィールド全てに必要事項を入力してください。
必須フィールドを全て入力したら「完了」ボタンをクリックします。
MAGIXアカウントをすでに保有している人
旧製品やその他MAGIX社製品をお持ちの方などで、MAGIXアカウントをすでに保有している人は、「すでにMAGIXログインを持っています」を選択します。
そして、MAGIXアカウントの「電子メールアドレス」、「パスワード」を入力し、セキュリティ―チェックにチェックを入れて指示通り画像を選択します。
セキュリティ―チェックを終えて「私はロボットではありません」にチェックが入ったら、「次へ」ボタンをクリックします。
「ソフトウェア クーポンを交換する」という画面が表示されるので「クーポンコード※」を入力して「次へ」ボタンをクリックします。
「ありがとうございました!製品シリアル番号が設置されました」と表示されたら「ログアウトする」ボタンをクリックします。
ここで新着メールのチェックをしてください。
MAGIXアカウントのメールアドレス宛に「お客様の新しいMAGIX製品」というタイトルで以下の内容のメールが届いているはずです。このメールの内容は、インストールに必要な情報が全て記述されているので、必ず保管しておいてください。
メール内のダウンロードの所にあるURLをクリックします。
すると、WEBブラウザで以下のMAGIX DOWNLOAD CENTERの画面が表示されます。「私はロボットではありません」にチェックして「Start download」ボタンをクリックします。
THANK YOU画面が表示されて、インストーラーファイルをダウンロードしようとするので、自分のPCにファイルをダウンロードしてください。
もしファイルのダウンロードが始まらない場合は、Please click hereの所のリンクをクリックしてファイルをダウンロードしてください。
以上で、インストーラーファイルの準備は完了です。
インストール作業
ダウンロードしたインストーラーファイル「soundforgepro18suite_dlm_jp_lowsp3.exe」をダブルクリックします。
「SOUND FORGE Pro 18 Suite」のインストーラーが起動し「ファイルを選択」画面が表示されます。コンポーネントのチェックを1つだけにして1つずつインストールしていくことも可能ですが、今回は、全てのコンポーネントを1度にインストールしたいと思います。
全てのコンポーネントにチェックが入っていることを確認し、「続行」ボタンをクリックします。
コンポーネントのダウンロードが始まるので完了するまでしばらく待ちます。
全てのコンポーネントがダウンロードされるまで5,6分かかります。
SOUND FORGE Pro 18 Suite 本体のインストール
コンポーネントのダウンロードが完了すると、「SOUND FORGE Pro インストールウィザード」が表示されるので、「次へ」ボタンをクリックします。
次の画面で「ソフトウェア使用許諾契約書およびプライバシーポリシーの内容に同意する」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。
次の画面で「インストール」ボタンをクリックします。
インストールが始まるので完了までしばらく待ちます。
「SOUND FORGE Proは正常にインストールされました。」と表示されたら「完了」ボタンをクリックします。
Acoustic Mirror Impulse Files
次に「Acoustic Mirror Impulse Files – 対象位置を選択」というダイアログが表示されます。そこで、以下のファイルパスを表示して「フォルダーの選択」ボタンをクリックします。
C:\Program Files (x86)\SOUND FORGE Shared Plug-Ins\Pro\Audio_x64
インストールが始まるのでしばらく待ちます。
「The installation files have been successfully extracted into the folder:」という画面がでたら「OK」ボタンをクリックします。
Noise Reduction Pack
次に「Noise Reduction Pack」のインストールが始まるのですが、私の場合、以下のエラーメッセージが表示されました。
Noise Reduction Plug-In 2.0は既にインストールされています。アプリケーションを再インストールする場合は、既存のバージョンをアンインストールしてから再インストールしてください。
私の場合、SOUND FORGE Proの旧バージョンが入っているので、すでにインストールされていました。このエラーが表示された方は「OK」ボタンをクリックしてNoise Reduction Packのインストール作業をスキップしてください。
Noise Reduction Packのインストーラー画面が起動した方は、「Next」ボタンをクリックする。
「I have read the End User License Agreement and the Privacy Policy and agree to their terms」を選択し、「Next」ボタンをクリックします。
次の画面で「Install」ボタンをクリックする。
インストールが始まるので完了まで待ちます。
「Noise Reduction Plug-In 2.0 has been successfully installed」を表示されたら「Finish」ボタンをクリックします。
以上で、Noise Reduction Packのインストールは完了です。
iZotope Ozone 11 Elements
次に、「iZotope Ozone 11 Elements」のインストール画面が表示されます。「Next」ボタンをクリックします。
「License Agreement」画面が表示されるので、「I accept the agreement」を選択し「Next」ボタンをクリックします。
「Ready to Install」画面が表示されるので「Next」ボタンをクリックします。
インストールが始まるので完了するまでしばらく待ちます。
「Completing the Ozone 11 Elements Setup Wizard」が表示されたら「Finish」ボタンをクリックします。
iZotope RX 10 Elements
次に、「iZotope RX 10 Elements」のインストール画面が表示されます。「Next」ボタンをクリックします。
「License Agreement」画面が表示されるので、「I accept the agreement」を選択し「Next」ボタンをクリックします。
次の画面で「Easy Install」を選択し「Next」ボタンをクリックします。
「Ready To Install」画面が表示されるので「Next」ボタンをクリックします。
インストールが始まるので完了までしばらく待ちます。
「Completing the RX 10 Elements Setup Wizard」画面が表示されたら「Finish」ボタンをクリックします。
Celemony Melodyne 5 essential
次に、Celemony Melodyne 5 essentialのインストール画面が表示されます。「Next」ボタンをクリックします。
「License Agreement」画面が表示されるので、「I accept the terms of the license agreement」を選択し「Next」ボタンをクリックします。
「Ready to Install the Program」画面が表示されるので「Install」ボタンをクリックします。
インストールが始まるので完了まで待ちます。
「InstallShield Wizard Complete」と表示されたら「Finish」ボタンをクリックします。
あとは、「SOUND FORGE Pro 18 Suite」の大本のインストーラー画面が自動で消えるまで待てば、全てのコンポーネントのインストールは完了です。
Steinberg SpectraLayers Pro 10
Steinberg SpectraLayers Pro 10だけは、SOUND FORGE Pro 18 Suiteとは別にインストールする必要があります。
以下のアドレスにアクセスしてください。
steinbergのHPが表示されるので、右上の「MySteinberg」のアイコンをクリックします。
Steinbergアカウントをお持ちの場合
「電子メール」と「パスワード」を入力し、「次へ」ボタンをクリックします。
Steinbergアカウントを持っていない場合
「アカウントを作成」をクリックします。
「電子メール」「パスワードを」入力し、「利用規約」ボタンをOPにして「次へ」ボタンをクリックします。
「セキュリティ確保のため、Steinberg IDを確認してください」という画面が表示されるはずです。
先ほど入力した電子メールアドレス宛に確認コードが送られているので、6桁の確認コードを画面に入力し、「次へ」ボタンをクリックしてください。
「ニュースレターの購読を確定」画面が表示されたら、「いいえ」か「確認」を選択してください。
以下の画面が表示されるので「ダウンロードアクセスコードを引き換える」ボタンをクリックします。
アクセスコードを入力し、[次へ]をクリックします。
「「SpectraLayers Pro 10」の引き換えに成功しました!」と表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
次に、「eLicenserベースの製品を表示する」をクリックします。
「ダウンロード」タブをクリックし、Steinberg Licensing Placeholder for MySteinbergの「Windows版をダウンロード」ボタンをクリックします。
ファイルをダウンロードしようとするので、PCの任意のフォルダにダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラープログラム「Steinberg_Download_Assistant_1.35.0_Installer_win.exe」をダブルクリックします。
「Steinberg Download Assistantのインストール」画面が表示されるので「次へ」ボタンをクリックします。
「使用許諾契約」画面が表示されるので「同意します」を選択し「インストール」ボタンをクリックします。
インストールが始まるので完了まで待ちます。
「Steinberg Dwonload Assistantは正常にインストールされました」と表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
もしも「ログインに失敗しました。」と表示されても慌てない。「OK」ボタンをクリックします。
「ログイン」ボタンをクリックします。
ブラウザが起動し「Steinberg Download Assistant.exe」を開きますか?」と聞かれるので「Steinberg Download Assistant.exeを開く」ボタンをクリックします。
「Steinberg Download Assistant」が起動します。アップデート中というダイアログが表示されたらアップデート完了まで待ちます。
左の「製品のダウンロード」から「SpectraLayers Pro 10」をクリックし、右ペインに表示されている「SpectraLayers 10.0.50 – Application」欄の「インストール」ボタンをクリックします。
あとは自動でインストールされます。インストールにおいてこちらが何かをすることはありません。
緑色のボックスにチェックマークが表示されたらインストールは完了です。
各ソフトのライセンス登録・アクティベーション
全てのコンポーネントのインストールが完了したら、次はライセンス登録をしていこう。
SOUND FORGE Pro 18のライセンス登録
デスクトップ上に作成された「SOUND FORGE Pro 18 Suite(x64)」ショートカットをダブルクリックします。
「ようこそ!」画面が表示されます。すでにMAGIX社製の製品を使用している場合、メールアドレスが最初から入力されている画面が表示されるはずです。
「シリアルナンバー」と「Eメールアドレス」を入力し「オンラインにて登録/アクティベーション」ボタンをクリックします。
「少々お待ちください」と表示されるので待ちます。
「アクティべーションに成功しました」と表示されたらOKボタンをクリックします。
OKボタンをクリックすると、自動で「SOUND FORGE Pro 18 Suite」が起動します。
iZotope Ozone 11 Elementsのライセンス登録
SOUND FORGE Pro 18 Suiteを起動し、任意の音声ファイルを開いてください。
もし、すぐに音声ファイルを用意できないのであれば、新規ボタンをクリックして
「録音」ボタンをクリックし、3秒ほど録音状態にしてから「停止」ボタンをクリックして適当なデータを作成します。
次にメニューの「プラグイン」から「プラグインチェーンの適用」をクリックします。
「プラグインチェーンの適用」画面が表示されるので、「fx+(チェーンへのプラグインの追加)」ボタンをクリックします。
「プラグインチューザー」画面が表示されるので、左側ツリーから「サードパーティ」、「iZotope(VST3,64Bit)」の順に開き。そして、右側ペインで「Ozone 11 Elements(VST3,64Bit)」をクリックして選択状態にし、「追加」ボタンをクリックする。
すると、少々お待ちくださいと出るので待つ。
「機能 ‘iZotope Ozone Elements’の有効化に成功しました」と表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
プラグインチューザーダイアログの「OK」ボタンをクリックする。
以下の画面が表示されるので、「Manual Authorization」ボタンをクリックする。
「iZotope Authorization」画面が表示されるので「Authrize」ボタンをクリックします。
以下の画面で「シリアルナンバー」、名前、メールアドレスを入力して、「Authorize」ボタンをクリックします。
確認画面が表示されるので、内容に間違いがないか確認し「Submit」ボタンをクリックします。
「Authorization Successful」と表示されたら「Finish」ボタンをクリックします。
以上で、「iZotope Ozone 11 Elements」のライセンス認証は完了です。
iZotopeから「iZotope.com Account Created」というタイトルでメールが送られているはずです。メール内にパスワードを設定するためのリンクが掲載されているので、リンクをクリックしてiZotopeアカウントのパスワードを設定しておきましょう。
iZotope RX 10 Elementsのライセンス登録
メニューの「オプション」から「ユーザー」設定をクリックします。
ユーザー設定画面が表示されるので「VSTエフェクト」タブをクリックし、「オーディオプラグインとして使用可能にするVSTエフェクト」一覧に「RX 10 De-click」「RX 10 De-clip」「RX 10 De-hum」「RX 10 De-reverb」「RX 10 Repair Assistant」「RX 10 Voice De-noise」が表示されていることを確認して「OK」ボタンをクリックします。
メニューの「プラグイン」から「プラグインチェーンの適用」をクリックします。
「プラグインチェーンの適用」画面が表示されるので、「fx+(チェーンへのプラグインの追加)」ボタンをクリックします。
「プラグインチューザー」画面が表示されるので、左側ツリーから「サードパーティ」⇒[iZotope (VST3,64 Bit)]と開き、右側ペインで「RX 10 De-click (VST3,64 Bit)」をクリックして「追加」をクリックします。
「少々お待ちください」と表示された後「機能’iZotope RX Elements’の有効化に成功しました。」と表示されたら「OK」ボタンをクリックします。
プラグインチューザー画面の「OK」ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されるので、「Manual Authorization」ボタンをクリックする。
「iZotope Authrozation」画面が表示されるので「Authorize」ボタンをクリックします。
以下の画面で、シリアルナンバー、名前、メールアドレスを入力して、「Authorize」ボタンをクリックします。
iZotope Ozone 11 Elementsで一度認証しているため、NameとE-mailには自動ですでに情報が入力されているはずです。
確認画面が表示されるので、内容に間違いがないか確認し「Submit」ボタンをクリックします。
「Authorization Successful」と表示されたら「Finish」ボタンをクリックします。
以上で、「iZotope RX 10 Elements」のライセンス認証は完了です。
Celemony Melodyne 5 essentialのライセンス登録
Windows スタートメニューから「Melodyne 5」を選択して起動すると、以下の表示になるので「アクティベート」ボタンをクリックします。
Webブラウザで以下の画面が表示されるので「シリアルナンバーを入力」という項目の「送信」ボタンをクリックします。
シリアルナンバーを入力し、「続行」ボタンをクリックします。
「Welcome to Melodyne!」という画面が表示されるので、「*」のついた必須項目をすべて入力します。
- E-mail address:メールアドレスを入力します。
- Confirm e-mail:上と同じメールアドレスを入力します。
- Country:Japan
- Language※:日本語
- Password:パスワードを入力します。
- Confirm password:上と同じパスワードを入力します
- Newsletter options:ニュースレターの受け取りについてお好みで選択してください。
- 一番上:あらゆる情報を受け取りたい場合
- 真ん中:製品に関する重要な情報・アップデート情報を受け取りたい場合
- 一番下:受け取らない
Languageは必須項目ではありませんが一応日本語を選択しておいたほうがよいと思います。
全て入力したら「Save」ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されるので、「Activate」ボタンをクリックします。
「アクティベーション完了」と表示されたらライセンス認証は完了です。
Steinberg SpectraLayers Pro 10のアクティベーション
Steinberg SpectraLayers Pro 10の場合、インストール手続き中ににシリアル番号を入力したので、コードを入力するようなライセンス認証手続きは必要ありません。
ただし、初回起動時に簡単なアクティベーション作業が求められます。
デスクトップに作成されている「SpectraLayers 10」のショートカットをダブルクリックします。
「Steinberg Activation Manager」が起動するので「ログイン」ボタンをクリックします。
すると、ブラウザが起動し「Steinberg Activation Manager」を開きますか?と聞かれるので「Steinberg Activation Managerを開く」ボタンをクリックします。
「成功」と表示されたら「終了」ボタンをクリックします。
準備が完了!お疲れさまでした。
以上で、SOUND FORGE Pro 18 Suite エディションの全ての利用準備が整いました。
長い作業お疲れさまでした。
SOUND FORGE Pro 18 Suiteを早速試してみましょう。
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