私が現在利用中のデスクトップPCは、VEGAS Pro 18の要求仕様を満たしていません。
そのパソコンでVEGAS Pro 18を利用する場合、「名前を付けてレンダリング」をクリックした際、VEGAS Pro 18が毎回クラッシュしてしまい、レンダリングを行うことができない状態でした。
調査した結果、クラッシュの回避策を見つけたのでシェアしたいと思います。
発生する症状・現象
今回、VEGAS Pro 18の英語デモバージョンで動作の確認を行っています。
VEGAS Pro 18のファイルメニューにある「Render As」(日本語版だと「名前を付けてレンダリング」)をクリックします。
すると、私の古めのデスクトップパソコンでは、以下の様に「VEGAS Pro が動作を停止しました」というダイアログが表示されてしまい、VEGAS Pro 18が強制終了してしまいます。
つまり、レンダリングを一切行うことができない状態でした。
クラッシュの回避策
以下のフォルダ名を変更して、プラグインを読み込ませないようにすることで、クラッシュせずにレンダリングダイアログを表示できるようになりました。
C:\Program Files\VEGAS\VEGAS Pro 18.0\FileIO Plug-Ins\mxavcaacplug
以下のような感じで、フォルダ名を変更します。
こうしておけば、「Render As」(日本語版だと「名前を付けてレンダリング」)をクリックした際にクラッシュすることなく、以下の「Render As」(名前を付けてレンダリング)ダイアログが表示することができました。
注意点
「mxavcaacplug」フォルダをリネームしてしまうと、プラグインが読み込まれないため、「名前を付けてレンダリング」ダイアログの「Formats(フォーマット)」に以下の2つが表示されなくなります。
- MAGIX AVC/AAC MP4
- MAGIX HEVC/AAC MP4
そのため、上記以外のレンダリングフォーマットを使用する必要があります。
試しに、「Sony AVC/MVC」を利用してレンダリングしてみましたが、問題なくレンダリングを完了することができました。
ちなみに、VEGAS Pro 18の要求仕様を満たしている私のノートパソコンを使用した場合は、問題は発生しないため以下の様にフォーマット一覧に「MAGIX AVC/AAC MP4」/「MAGIX HEVC/AAC MP4」が表示されます。
最後に
古めのPCを利用中の方で「名前を付けてレンダリング」でクラッシュしてしまっていた人は、今回の回避策を試してみてください。
要求仕様を満たさないパソコンでVEGAS Pro 18を使用する場合は、今回のようにどこかで不具合が発生してしまう可能性があります。
余計な不具合に遭遇しないためには、要求仕様を満たしている新しいパソコンに買い替えることをお勧めします。
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