動画編集ソフトで真っ先に思い浮かぶのはAdobe Premiere Proです。
Adobe Premiere Proは、プロが使用する動画編集ソフトとしてもはやデファクトスタンダード(業界標準)と言っていいでしょう。
プロに使用されるソフトなだけに、機能は豊富で利用するにはそれなりの金銭的コストがどうしてもかかってしまいます。
個人用途で動画編集を行う場合でもAdobe Premiere Proを使いたがる人がいるのですが、本当に高いお金を出してまで個人で利用する必要があるでしょうか?
私はそうは思いません。VEGAS PROを使えば、コストを抑えつつ非常に高度な動画編集が出来てしまうからです。
そこで、VEGAS PROと Adobe Premiere Proでコスト的にどれだけの違いがあるのかをまとめてました。
Adobe Premiere Proの利用コスト
まずは、Adobe Premiere Proの利用コストを見てみましょう。
Adobe Premiere Proを使用するには、Adobe Creative Cloudのコンプリートプランを使用するか、Premiere Pro単体プランに申し込む必要があります。
Adobe Creative Cloudは、サブスクリプション型のソフトウェアですので毎月利用料が発生します。
利用するには常に料金を払い続けないといけないというコスト的なデメリットがありますが、常に最新のアプリケーションが使用できるというメリットもあります。
Adobe Creative Cloudコンプリートプランの料金
Adobe Creative Cloudのコンプリートプランは、Premiere ProだけでなくPhotoshopやIllustrator、InDesign、AfterEffectといったAdobeの定番アプリやその他多くのソフトやフォント、100 GBのクラウドストレージを全て利用する事が出来るプランです。
2023年9月22日時点のAdobe Creative Cloud コンプリートプランの利用料金(税抜)は以下の通りです。
支払方法 | 月額料金 | 年間コスト |
---|---|---|
年間プラン(月々払い) | 6,480円/月 | 77,760円 |
年間プラン(一括払い) | – | 72,336円 |
月々プラン、月々払い | 10,280円/月 | 123,360円 |
コンプリートプランを利用する場合、年間当たり非常に高額な利用コストがかかってしまいますね。
Adobe Creative Cloud Premiere Pro単体プランの料金
Adobe Creative CloudのPremiere Pro単体プランは、Premiere Proのみを利用する事が出来るプランです。
2023年9月2日時点の Adobe Creative Cloud Premiere Pro単体プランの利用料金(税抜)は以下の通りです。
支払方法 | 月額料金 | 年間コスト |
---|---|---|
年間プラン(月々払い) | 2,728円/月 | 32,736円 |
年間プラン(一括払い) | – | 28,776円 |
月々プラン、月々払い | 3,828円/月 | 45,936円 |
Premiere Pro単体で利用する場合も、安くないコストを毎年払っていく必要があります。月々プランを利用する場合は、年間プランよりトータルコストが大きく悪化してしまいます。
VEGAS Proの利用コスト
VEGAS Pro 21シリーズは買い切り型のソフトウェアなので、コストがかかるのは最初の1回きりです。
VEGAS Pro 21シリーズの基本パッケージ別の価格(税込)については以下の通りです。
パッケージ名 | VEGAS Pro Edit 21 | VEGAS Pro Suite 21 | VEGAS Pro Post 21 |
---|---|---|---|
標準価格(税抜) | 29,800円 | 44,800円 | 59,800円 |
一度購入すれば対応OSがPC上で動作している限りずっと使用する事ができるので、非常に経済的です。
パッケージ毎の違いについては、以下の記事を参照して下さい。
VEGAS PRO vs Adobe Premiere Pro コスト比較
VEGAS Pro 21シリーズの「VEGAS Pro Edit 21」の標準価格とAdobe CC Premiere Pro単体プランの年間コストが一番安い年間プランを利用する時のコスト比較が以下の表です。
VEGAS Pro Edit 21 標準価格 | Adobe CC Premiere Pro単体 (年間プラン) | |
---|---|---|
1年目 | 29,800円 | 28,776円 |
2年目 | – | 28,776円 |
3年目 | – | 28,776円 |
4年目 | – | 28,776円 |
5年目 | – | 28,776円 |
トータル | 29,800円 | 143,880円 |
VEGAS Pro 20の時のEditエディションの標準価格は、Adobe Premiere Pro単体を1年使用した場合の価格よりも大幅に安い価格に設定されていたのですが、 VEGAS Pro Edit 21で値上げが行われ、1年間の利用コストはAdobe CC Premiere Pro単体をわずかに上回ってしまいました。
ただし、VEGAS Proは買い切りのソフトウェアなので最初に1回支払えばずっと使用する事が出来ます。
一方、Adobe Premiere Proは使い続ける限り毎年利用料を支払い続ける必要があります。
Adobe Premiere Pro単体プランを5年間使用した場合、VEGAS Pro Edit 21とのトータルコストの差はなんと4.8倍以上にもなってしまいます。
いやーサブスクリプション制のソフトウェアって本当に恐ろしいですね。
一般人はこんな金食い虫の「Adobe Premiere Pro単体プラン」を利用するよりも、コスト的にかなりお得な「VEGAS Pro Edit 21」を買う方が幸せになれます。
まとめ
個人用途で動画編集ソフトを利用する際、用途によりますが大抵の場合高額な利用コストがかかるAdobe Premiere Proを購入する必要はありません。
VEGAS Proならプロ需要を満たすほどの機能が搭載されているにも関わらず、1回買い切り価格で購入でき、1度購入すればいつまでも使い続ける事が出来ます。
個人で一般的なビデオ編集作業を行いたい人はコスト的に大きな軍配が上がるVEGAS Pro 21シリーズの購入をお勧めします。
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