VEGAS Pro 23 Build 356にアップデートしてから、
- Apple ProRes素材の色がおかしくなる
- ついでにPan/Crop周りの表示も不安定になる
という、なかなか致命的な不具合に遭遇しました。
リリースノートにも既知の問題として書かれていますが、設定をいじっていく中で、一応使える回避策が見つかったので備忘録も兼ねてまとめます。

発生している症状
今回、VEGAS Pro 23 Build 356へのアップデートで確認した主な問題は以下です。
- Apple ProRes素材の色味が明らかにおかしくなる
- Apple ProRes素材を配置したトラックの上のトラックにPan/Cropで動かすテキストを重ねると画面がちらついたり、最悪落ちる
正直、この状態だとProRes素材を使用した編集がまともにできません。
問題が出る条件
以下のプロジェクト設定(デフォルト設定)でApple ProRes素材を使用すると、ほぼ確実に色問題およびイベントパンクロップの問題が発生します。
ピクセル形式:8ビット(全範囲)
回避策(現時点で安定した方法)
とりあえず、プロジェクトプロパティを以下に変更すると問題が発生しなくなります。
- ピクセル形式:32ビット浮動小数点(全範囲)
- コンポジットガンマ:2.222(ビデオ)
- 変換の表示:オフ
この状態だと、ProResの色味も正常で、Pan/Cropのちらつきも発生しません。
まとめ
VEGAS Pro 23 Build 356では、Apple ProResまわりに致命的なバグがあります。普段からProResを多用する私は絶望しそうになりましたが、回避策が見つかってひと安心です。
32ビット浮動小数点+ガンマ2.222設定で一応回避できるので、修正されるまではこのワークフローでしのぐしかありません。







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